💁🏻 ※本記事は Mobility Technologies の前身である JapanTaxi 時代に公開していたもので、記事中での会社やサービスに関する記述は公開当時のものです。

https://lab.mo-t.com/blog/andonlabo-why-looker
今回は、上記の記事でも紹介があった「Looker」を使用して、あるダッシュボードから他のダッシュボードへ遷移する方法をご紹介したいと思います。今回は例として、都道府県別数値ダッシュボードと市区町村別ダッシュボードを使用します。
課題

上記のようなダッシュボードがあるとき、「都道府県」項目の「東京都」の各市区町村の数値は、どのようになっているのか気になっても、各個人で他のダッシュボード(市区町村別数値ダッシュボード)を探さなければならないという課題がありました。
市区町村別数値ダッシュボード(数値はダミーです)

解決
「Looker」では、この課題を解決する機能として、ダッシュボード上の項目に遷移先のURLの埋め込みが出来ます。つまり、先程の都道府県別数値ダッシュボードの「都道府県」項目の「東京都」をクリックし、「東京都」の市区町村数値ダッシュボードに遷移することが出来ます。
遷移を実現するにあたり、行うことが2つあります。
1つ目が、遷移先のダッシュボードのフィルターのカスタマイズを行います。今回で言うと、市区町村別数値ダッシュボードにフィールド名「都道府県」を作成し、フィルター条件を作成します。

2つ目が、LookMLにURLの埋め込みを行います。埋め込みの方法は以下のようにします。これは都道府県別ダッシュボードのLookMLです。このLookMLにクリックする項目の追加を行います。クリックする項目は赤線部分です。

都道府県別数値ダッシュボードに戻ります。「都道府県」項目の「東京都」に「市区町村レポートを開く」メニューが表示されました。

クリックして、「東京都」の市区町村別数値ダッシュボードに遷移出来ました。

おわりに
ダッシュボードからダッシュボードに遷移できる機能は、各個人でダッシュボードを探す手間が省けるので良いですよね。最後までお付き合い頂きありがとうございました!
💁🏻 ※本記事は Mobility Technologies の前身である JapanTaxi 時代に公開していたもので、記事中での会社やサービスに関する記述は公開当時のものです。