こんにちは。AI技術開発部の加藤(@tkato)です。
前回に引き続きプログラミング言語Rustの社内イベントを開催しました。本記事では、イベントの紹介と一部の発表資料を公開します。
イベント概要
MoT社内では、一部のチームでRustをプロダクト開発に採用しています。今回のイベントは、前回に引き続き社内にRustを広め開発者を増やすことや、交流の場を設けることを目的として有志で企画しました。
今回は、それぞれ5~10分のLT形式の約1時間のイベントとしてフルリモートで開催しました。
以下では、発表資料を一部公開します。
- RustによるGPUプログラミング環境(廣安)
- WebAssemblyによるDeep Learningモデルデプロイ WASI-NN編(加藤)
- Rustで始めるAtCoder あるいは AtCoderで始めるRust(中村)
- Customizing Cargo for Cross Compiling (亀澤)
- GraphQL ライブラリの Juniper を調べていたらコードファーストとスキーマファーストについて語りたくなった(相田)
RustによるGPUプログラミング環境(廣安)
rust-gpuについて、実際のコードを交えて紹介してくれました。これはGPUプログラムをRustで記述する事で安定性や生産性を向上することを目指すプロジェクトです。
WebAssemblyによるDeep Learningモデルデプロイ WASI-NN編(加藤)
WebAssemblyでDeep Learningモデルを推論するAPIであるWASI-NNについて、開発背景やWasmTimeの実装について紹介しました。

Rustで始めるAtCoder あるいは AtCoderで始めるRust(中村)
AtCoderで使用する言語としてRustを利用することと、Rustの入門としてAtCoderを利用することの2つの観点でそれぞれの利点を紹介してくれました。
Customizing Cargo for Cross Compiling (亀澤)
Cargoをカスタマイズすることで、クロスコンパイルだけでなくテストやベンチマークまで便利に行えることをデモを通して解説してくれました。
GraphQL ライブラリの Juniper を調べていたらコードファーストとスキーマファーストについて語りたくなった(相田)
コードファーストとスキーマファーストの pros/cons について一般論と実体験を交えながらざっくり語ってくれました。
おわりに
この記事では、社内でRustイベントを開催した話を紹介しました。仕事や趣味でRust開発をした知見が社内で共有できるのは嬉しいですね!今回も勉強になりました。 次回もお楽しみに!