2021年12月13日に「MoT TechTalk #9 タクシーアプリのビジネスデータ分析」(connpass)を開催しました。
本記事では当日の内容を簡単に紹介します。
当日のスライド
MoT TechTalkとは?
MoT TechTalkは、Mobility Technologiesのエンジニアたちが、タクシーアプリGOをはじめとしたサービスやプロダクトを開発する中で得た技術的ナレッジを共有するイベントです。
9回目となる今回はMoTで働くデータアナリストが「因果推論」をテーマに、因果推論が必要となるシチュエーション、いざ実践しようと思ったときにどのように進めたらよいかをタクシーアプリ「GO」での事例を交えながら紹介しました。
またこちらのツイートのスレッドで当日の様子や雰囲気を感じていただけると思います。
MoT TechTalk #9 「タクシーアプリのビジネスデータ分析」 はじまります!
— GO Inc. dev | タクシーアプリ『GO』 (@goinc_techtalk) December 13, 2021
配信URL: https://t.co/CdfvUfYpg9
イベントページ: https://t.co/jHxZn8GOxO#mot_tech_talk
登壇者紹介
今回はこちらのメンバーが登壇しました。
- 島田 哲朗
- 秋月 達樹
- masaki gota(@go_go_pdm)
因果推論入門
MoTのデータアナリストは「ビジネス意思決定に関わる分析」という役割を担っています。 例えばタクシーアプリ「GO」であれば、以下のようなビジネス課題が考えられます。
- コロナが収束したとして、今年の12月のタクシー実車数はどの程度になるだろうか?
- もしコロナが無かったとしたら、去年の12月のタクシー実車数はどの程度になるだろうか?
- アプリのUIを変更したが、ユーザーのクリック率は向上しただろうか?
- サーバーのマッチングロジックを変更したが、ユーザーのキャンセル率は減少しただろうか?
- クーポンを配ったが、ユーザーの実車率は向上しただろうか?
これらは問い自体はとてもシンプルですが、いざ回答しようとすると困るものばかりです。 今回は5つ目の問い「クーポンを配ったが、ユーザーの実車率は向上しただろうか?」を題材にして、なぜ因果推論が必要となるのか、実際にどのように因果推論を進めていくのかを紹介しました。


動画(6:45〜)
因果推論の施策実例
次に因果推論を使って実際にどのような分析を行っているか、タクシーアプリ「GO」で過去実際に行った事例を紹介しました。
事業課題を分析課題に落とし込む。仮説を立て分析の方針を決める。考慮すべき事柄を整理する。適した分析手法を選び結論を導き出す。という実際に取り組んだ一連のプロセスも紹介しているので、データアナリストという職種に興味はあるが、普段実際にどのような仕事に取り組んでいるかがイメージ湧かないという方は、ご覧いただけると参考になるのではないかと思います。


動画(39:03〜)
開催履歴・開催予定
MoT Online Tech Talk は不定期開催しています。過去の開催レポートは こちら にもありますので、ぜひご覧ください!
- Vol.1 No.1*タクシーアプリを支えるバックエンド (2021/2/5)
- Vol.2 車載Androidシステムの技術と開発チーム (2021/3/9)
- Vol.3 タクシー配車ならではの技術が盛りだくさん!iOSアプリの開発現場 (2021/4/8)
- Vol.4 Androidエンジニア必見!タクシーアプリGOのUXを高める工夫 (2021/5/27)
- Vol.5 Flutterで作るタクシーデリバリーアプリ「GO Dine」(2021/7/7)
- Vol.6 タクシーデリバリーアプリ「GO Dine」を支えるバックエンド (2021/8/25)
- Vol.7 技術書典頒布のタクシーアプリ『GO』アーキテクチャ図録を一挙解説 (2021/10/14)
- Vol.8 IoT/クラウドでRust言語をフル活用!AIドラレコの裏側を紹介 (2021/11/8)
- Vol.9 タクシーアプリのビジネスデータ分析 (2021/12/13)